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21世紀の文明を支える新しい材料に向かって

 
 文明の発展には新しい材料が大きな役割を果たしてきました。石器時代以後、土器、青銅器、鉄器などの登場が人間社会を段階的に発展させました。さらに20世紀になると、材料科学者は新しい材料として色々なプラスチックス、金属、セラミックスを開発し、我々の生活を向上させてきました。 衣料品をはじめ包装材やその他の日常品に使われる高分子材料や、航空機や原子力発電所などに使われる金属材料、情報通信網に使われる無機材料などはその一例で、それらがなくなると、現在の豊かな生活を維持することは難しくなっています。
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 材料科学科では、21世紀の材料開発に必要な技術者・研究者を育てるために、金属、セラミックス、高分子、複合材料、環境材料など広範囲の材料について教育・研究を行っています。 学問分野が進むと、一つの領域をより深く究明するために、材料についても金属、無機材料、有機材料に分けて入学時から教育することが行われがちですが、本学科では、環境にやさしい、より豊かな社会をもたらす材料を開発するために、材料を俯瞰的に眺め、考えることのできる学生を育てることを目標として、様々な分野について広く学べるように科目を設定するし、それと同時に、卒業研究ではこれらの内の一つを選んで深く研究するというカリキュラムを作っています。 工学部は組織の一員として働く技術者を養成するところと思われがちですが、必ずしもそうではありません。特に、材料研究はこれまでにない物質をつくりだすという点で、人間の持つ創造意欲を満足させるとともに、個人の発想が活かせる分野といえるでしょう