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大学院材料科学専攻の黒瀬直也君が、2019年度「レオロジー討論会」において「優秀ポスター賞」を受賞しました

1016日〜1018日に滋賀県立大学にて開催された2019年度「第67回レオロジー討論会」において、大学院工学研究科材料科学専攻博士前期課程2回生の黒瀬直也君の発表が「優秀ポスター賞」を受賞しました。
本賞は、初日午後に行われたポスター発表の中で優秀な発表に贈られるもので、今回は65件のポスター発表から6件が選出され、その中の1件に本学学生の発表が選ばれました。大会2日目の夜に開催された懇親会において、徳満勝久実行委員長(滋賀県立大学)より表彰状が手渡されました。

■発表者:黒瀬直也、竹下宏樹、徳満勝久
■題目:非晶性高分子の熱履歴による力学物性および構造変化
■概要:ガラス状態は熱力学的に非平衡であり、ガラス転移温度(Tg)以下に保たれたガラスではエンタピーや体積などの熱力学的変数が平衡状態に向けて減少するという緩和現象が観測されます。この現象は、一般的にフィジカルエージングと呼ばれています。先行研究において、ガラス状高分子をガラス転移温度以下で熱処理すると一軸引張試験において延性的な挙動から脆性的な挙動に転移することが報告されていますが、フィジカルエージングに伴う構造変化が力学物性に影響を与える詳細な機構は解明されていません。本研究は、非晶性高分子の熱処理による構造変化と力学物性の相互関係を検討したものです。

 

大学院材料科学専攻の竹島さゆりさんと森村光稀さんが第68回高分子討論会優秀ポスター賞を受賞しました

大学院工学研究科材料科学専攻博士前期課程2回生の竹島さゆりさんと森村光稀さんが、第68回高分子討論会で優秀ポスター賞を受賞しました。高分子討論会は公益社団法人高分子学会が主催する三大行事のひとつであり、今回は925日〜27日に福井大学文京キャンパスにて、全国から3000人を越える参加者が集まって開催されました。高分子討論会における優秀ポスター賞は、学生(博士課程含む)および35歳未満の研究者の発表に対して、予稿原稿の内容による第一次審査、当日の発表をもとにした第二次審査を経て厳正に選ばれます。今回、約800件のポスター発表のうち優秀ポスター賞は46件で、一つの研究室から修士課程の学生2名が同時に選ばれたのは快挙です。

(受賞者一覧:http://main.spsj.or.jp/tohron/68tohron/posteraward.pdf

■発表者:竹島さゆり、伊田翔平、金岡鐘局
■題目:高密度構造に起因するコア架橋型星型ポリ(N-イソピロピルアクリルアミド)の特異的温度応答挙動
■概要:ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)は温度変化に対して水への溶解性が大きく変化するポリマーであり、その独特の性質から温度センサーなど様々な応用に用いられています。この温度応答性はポリマーの構造によって変化することが知られており、分岐構造になると多くの場合水となじみにくくなる(疎水化する)ことが報告されています。それに対し本研究では、より高密度な構造を持つ星型ポリマーになることによって、水との親和性が上昇する特異的な挙動を発現することを新たに見出すとともに、さまざまな構造因子の影響を詳細に調べました。なお、竹島さんの研究の一部は、1013日付で英文学術雑誌Polymer Journal誌(Springer Nature発行)への掲載が決まっています。
(近日公開予定。Polymer JournalURLhttps://www.nature.com/pj/

■題目:RAFT重合誘起組織化を利用した架橋ドメイン構造を有するヒドロゲルの設計と空気中における熱応答特性
■発表者:森村光稀、伊田翔平、金岡鐘局
■概要:温度変化に対して性質を大きく変化する感温性高分子ゲルは、外部環境の変化を自律的に認識して動作する材料として様々な応用が期待されています。その一方、感温性ゲルの多くは、外部との水のやり取りによって体積を変化させる形で応答挙動を示すため、外部水の存在を必要としていました。本研究では、外部水の必要がなく、空気中で応答変化する新しいゲル材料を創出するため、「重合誘起自己組織化」と呼ばれる合成手法に着目した新しいゲルの合成法を提案するとともに、得られるゲルが空気中において特異的な熱応答力学特性を示すことを見出しました。なお、森村さんの研究の一部は、10月14日付で英文学術雑誌Polymer Chemistry誌(英国王立化学会発行)への掲載が決まっています。
(論文URL:https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2019/py/c9py01417a#!divAbstract

 

大学院材料科学専攻の前田麻美さんが、プラスチック成形加工学会主催の2019年度成形加工学会年次大会において、優秀学生ポスター賞を受賞しました

6月12日〜6月13日にタワーホール船堀(東京)において開催された2019年度プラスチック成形加工学会年次大会において、大学院博士前期課程の前田麻美さんの発表が優秀学生ポスター賞を受賞しました。
本賞は、初日午後に行われたポスター発表の中で優秀な発表に贈られるもので、今回は45件のポスター発表から4件が選出され、その中の1件に本学学生の発表が選ばれました。大会初日の夜に開催されたミキサーにおいて、山部昌実行委員長より表彰状が手渡されました(写真右端が前田さん)。

■題目:EVOHの流動性改質および結晶化プロセスに関する研究
■発表者:前田麻美、竹下宏樹、徳満勝久
■概要:本研究はガスバリア材料として多くも散られているエチレンビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)は、他の樹脂材料とブレンドして再利用することが難しい材料の一つであります。しかしながら、リサイクルの観点から各種ブレンド材料として利用する際にはEVOHの粘度制御が重要なキーテクノロジーとなります。本研究は、EVOH系材料の粘度制御技術に関する検討を行い、従来法とは異なる“ある種の添加剤”を微量添加することにより、各種物性(力学物性等)を低下させることなく、粘度だけを低下できることを明らかにしました。この成果は、各種包装用フィルムや食品充填容器等への応用、更には当該材料のリサイクルを図ることが期待できる技術であります。(前田麻美さんは、日本ゴム協会年次大会でも優秀ポスター賞を受賞していますが、今回のポスター発表では陽電子消滅寿命測定法より得られた自由体積変化の結果を基に、さらに詳細な議論を展開した内容となっております。)

大学院材料科学専攻の前田麻美さんが、2019年度日本ゴム協会年次大会において優秀ポスター賞を受賞しました。

5月23日〜5月24日に京都工芸繊維大学にて開催された2019年度日本ゴム協会年次大会において、大学院博士前期課程1回生の前田麻美さんの発表が優秀ポスター賞を受賞しました。
本賞は、初日午後に行われたポスター発表の中で優秀な発表に贈られるもので、今回は32件のポスター発表から5件が選出され、その中の1件に前田さんの発表が選ばれました。
大会初日の夜に開催されたミキサーにおいて、高田十志和日本ゴム協会会長より表彰状が手渡されました。なお、本優秀ポスター賞の対象には、学生だけでなく多数の企業・教員の発表も含まれており、今回学生は3名だけの受賞であり学生にとっては“狭き門”となっています。

■題目:EVOHの流動性改質および結晶化プロセスに関する基礎研究
■発表者:前田麻美、竹下宏樹、徳満勝久
■概要:食品包装等のガスバリア材料として多く用いられているエチレンビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を、各種ブレンド材料として利用する際には粘度制御が重要なキーポイントとなります。
本研究は、EVOH系材料の粘度制御技術に関する基礎検討を行ったところ、従来法とは異なり“ある種の添加剤”を微量添加することにより、当該材料の力学物性等の諸物性を低下させることなく、粘度だけを低下させることを明らかにしました。この成果は、各種包装用フィルムや食品充填容器等において、リサイクルが可能となる等の成果が期待できます。

 

大学院先端工学専攻の上岡直樹さんが、応用物理学会関西支部において第7回関西奨励賞を受賞しました。

2019年3月15日に大阪大学中之島センターで開催された、応用物理学会関西支部・関西奨励賞授賞式において、博士後期課程1年の上岡直樹さんが第7回関西奨励賞を受賞し、トロフィーと賞状が授与されました。この賞は「応用物理学の普及・推進を目指した学術面での活発な活動」に対して授与される賞で、具体的には、ペロブスカイト太陽電池に関する研究が評価されたものです。

 

大学院材料科学専攻の田口雅也さんが、応用物理学会関西支部講演会においてポスター賞優秀賞を受賞しました。

2019年2月15日に大阪大学中之島センターで開催された、応用物理学会関西支部平成30年度第3回講演会において、大学院博士前期課程1年の田口雅也さんがポスター賞優秀賞を受賞し、トロフィーと賞状が授与されました。

■題目:高分子層を導入したペロブスカイト系太陽電池の光起電力特性評価
■発表者:田口雅也、鈴木厚志、奥健夫、福西佐季子、南聡史、大北正信
■概要:ペロブスカイト結晶を用いた太陽電池は高い変換効率が報告され、世界的に注目されています。本研究では、ペロブスカイト太陽電池において、高分子層をペロブスカイト層上に製膜し結晶欠陥を抑制し、界面制御やペロブスカイト結晶成長促進により短絡電流密度を上昇させ、光電変換効率を向上させることに成功しました。ペロブスカイト太陽電池における光活性層微細構造制御により、発電効率のさらなる向上可能性を示唆するものです。
本研究は、大阪ガスケミカル株式会社フロンティアマテリアル研究所との共同研究によるものです。

大学院材料科学専攻の片桐麻友さんが、第10回関西無機機能性材料研究会で最優秀ポスター賞を受賞しました。

大学院博士前期課程1回生の片桐麻友さんが、第10回関西無機機能性材料研究会で発表し、最優秀ポスター賞を受賞しました。
本表彰は、関西無機機能性材料研究会(2019年1月26日 関西大学)において研究発表を行った若手研究者の中で、最も優秀なポスター発表者に対して贈られるものです。56件のポスター発表に対し、審査の結果、1件の最優秀ポスター賞に選出されました。

■題目:強磁性とプラズモン共鳴効果を有する(Co-Pt)@Auコアシェルナノ粒子の創製
■発表者:片桐 麻友、クヤ ジョン、鈴木 一正、宮村 弘、バラチャンドラン ジャヤデワン
■概要:高い磁気特性とプラズモン共鳴効果を兼ね備えた多機能性ナノ粒子は、磁気温熱療法による治療と細胞の検出が同時に可能な材料として、ガン治療等の医療分野への応用が期待されています。しかしこれまでの研究では、粒子設計が不十分なこと、また多元系ナノ粒子の合成機構が煩雑で制御困難なことから、実用十分な多機能性と生体適合性を有する材料の作製には至っていませんでした。本研究では、応用に適したナノ粒子のサイズや構造設計を行い、Co-Pt-Au三元系における効率的な磁気特性とプラズモン共鳴効果を示すコアシェルナノ粒子の創製を行いました。アルコール還元法を用いることで、多元系での構造設計が可能となり、高い磁気特性を示すCo-Ptナノ粒子の作製に成功しました。さらにAuでナノ粒子表面を被覆し、プラズモン共鳴効果による検出強度の増強と生体適合性を有するシェル構造を形成しました。本研究独自のナノ粒子合成技術によって得られたCo-Pt@Auコアシェルナノ粒子は、先行研究と比較して、高い磁気特性およびプラズモン共鳴効果を示しました。本研究成果は、ナノ粒子を用いたガン治療等の実現に向け、さらなる発展が期待されます。

大学院材料科学専攻の森村光稀さんが国際学会IPC2018でPoster Awardを受賞しました。

大学院博士前期課程1回生の森村光稀さんが、国際学会The 12th SPSJ International Polymer Conference (IPC2018)でYoung Scientist Poster Award(若手研究者優秀ポスター賞)を受賞しました。本表彰は、12月4日から7日まで広島国際会議場で開催されたIPC2018における400件以上のポスター発表のうち、36歳以下の若手研究者による優秀な発表に贈られるものです。
学会HPへのリンク

■題目:Design of crosslinking structure of amphiphilic gels based on well-controlled synthesis of triblock prepolymers toward novel thermoresponsive materials functioning in air
■発表者:Miki Morimura, Shohei Ida, Shokyoku Kanaoka(森村光稀、伊田翔平、金岡鐘局)
■概要:温度変化に対して性質を大きく変化する感温性高分子ゲルは、外部環境の変化を自律的に認識して動作する材料として様々な応用が期待されています。その一方、感温性ゲルの多くは、外部との水のやり取りによって体積を変化させる形で応答挙動を示すため、外部水の存在を必要としていました。本研究では、外部水の必要がなく、空気中で応答変化する新しいゲル材料を創出するための合成戦略を提案するものです。特にゲルの架橋構造周辺に応答性部位を導入した新しい構造を創り上げることで、その可能性を見出しています。

大学院先端工学専攻の上岡直樹さんが、 「The 22nd SANKEN International Symposium - Next Generation Science and Technology for Super Smart Society」においてPoster Awardを受賞しました。

2019年1月15-16日に大阪大学で開催された、情報技術、センシング技術、ナノテクノロジー、材料に関する国際会議(The 22nd SANKEN International Symposium - Next Generation Science and Technology for Super Smart Society)において、大学院博士後期課程1年の上岡直樹さんが、Poster Award を受賞しました。
この賞は、62件のポスター発表の中から特に優れたポスター発表に対して授与されたものです。

ガラス工学研究センターと愛媛大・SPring-8・東工大との共同研究がイギリスの学術雑誌「Nature」に掲載されました。

ガラス工学研究センター・山田明寛 助教と愛媛大、SPring-8、東工大の研究グループとの共同研究が、イギリスの学術雑誌「Nature」(2019年1/10付)に掲載されました。本研究は、ガラスを実験試料として用いることで、これまで取得困難であった、地球深部を構成する鉱物の一つ、CaSiO3ペロブスカイトの音波速度の測定に成功しました。これにより、未だ謎の多い地球内部の構造について、新たな知見がもたらされました。研究成果の概要と詳細(和文)は以下をご覧ください。

研究の詳細は、下記PDFファイルをご覧ください。

http://www.usp.ac.jp/user/filer_public/d6/82/d6827a21-604b-4dcd-ad03-e671f7c0c7cb/naturekenkyusyousai.pdf

大学院博士前期課程2回生の谷口兼之さんが第8回CSJ化学フェスタ2018において、「最優秀ポスター発表賞(CSJ化学フェスタ賞)」を受賞しました。

10月23日~25日にタワーホール船堀(東京都江戸川区)にて開催された「第8回CSJ化学フェスタ2018」において、博士前期課程2回生(金属材料分野)の谷口兼之さんが、「最優秀ポスター発表賞(CSJ科学フェスタ)」を受賞しました。最優秀ポスター発表賞は、今回1,032 件の学生ポスター発表の中から選ばれた9件に贈られた栄えあるもので、受賞者には、表彰状と副賞が贈られました。
詳細については、下記のURLを参照のこと。
https://www.csj.jp/festa/2018/document/poster_award.pdf

 

 

■題目:組成制御可能なNi-Pt およびNi-Pt-Pd ナノ粒子の合成と触媒活性評価

■分野:無機化学・分析化学

■発表者:谷口 兼之

■研究指導教員:バラチャンドラン・ジャヤデワン

■概 要:
本発表は、燃料電池電極触媒開発に関するものであり、滋賀県立大学教育研究高度化促進費提案課題研究として取り組んでいる。本研究内容の詳細は以下の通りである。本研究では、Ni-Ptナノ粒子の製造におけるIn-situ UV-VisおよびXASの同時測定を実施し、新たな合成プロセスを開発したものである。また、この知見を活かし三元系Ni-Pt-Pdナノ粒子の合成にも適用可能である。どちらの系においても仕込み比を変更することで組成の制御が可能であり、特にNi-Ptに関しては、Ptを26 at.%しか含んでいないのにもかかわらず従来のPt触媒よりも5倍以上高い触媒活性が達成出来たものである。少ないPt使用量で高活性を有する新規触媒は、様々な分野で応用が大いに期待できる。
本研究内容は、SpringerNATURE Applied Sciences誌に掲載された。
https://doi.org/10.1007/s42452-018-0133-5

 

博士後期課程2回生の杉本雅行さんが、平成30年度ASIAN WORKSHOP on POLYMER PROCESSING 2018において「BEST ORAL PRESENTATION AWARD (最優秀口頭発表賞)」を受賞しました。

12月10日〜13日にThailandのChiang Mai市において開催された平成30年度 ASIAN WORKSHOP on POLYMER PROCESSING 2018において、博士後期課程2回生の杉本雅行さんの口頭発表が「BEST ORAL PRESENTATION AWARD(最優秀口頭発表賞)」として表彰されました。
本賞は、全ての英語での口頭発表の中で優秀な発表に贈られるもので、今回は63件の口頭発表が行われ、杉本雅行さんの口頭発表が「BEST ORAL PRESENTATION賞」に選ばれました。大会最後のClosing Ceremonyにおいて表彰式が行われました。

■題目:Characterization of Polyamide reinforced by Cellulose Nanofiber modified with Fluorene
■発表者:杉本雅行(滋賀県大、大阪ガス)、佐藤嘉計、竹下宏樹、徳満勝久(以上、滋賀県大)、山田昌宏(大阪ガス)
■
概要:近年,地球温暖化防止のためにCO₂排出量の削減が求められています。また、そのCO₂削減方法の1つとして「自動車の軽量化」が挙げられ,現在様々な自動車部品が軽量なプラスチック材料に置き換えられており,自動車の外板は温度が大きく上昇することより,高い耐熱性が求められています。本研究では,近年注目されているセルロースナノファイバー(CNF)と耐熱性と力学物性に優れたポリアミド樹脂を複合化する際に、カルド材料で表面処理を行ったCNFを添加することより、高温力学物性の更なる向上,さらには熱膨張係数の低下効果について検討を行った結果を報告しました。この成果は、CNFの樹脂複合材料への応用を加速する技術として期待されます。 

博士前期課程2回生の佐藤嘉計さんと住野翔郷さんが、平成30年度プラスチック成形加工学会秋期大会・成形加工シンポジア’18において「優秀ポスター賞」を2件、受賞しました

11月26日〜27日にグランドホテル浜松(浜松市)において開催された平成30年度プラスチック成形加工学会 成形加工シンポジアにおいて、本学大学院工学研究科材料科学専攻博士前期課程の佐藤嘉計さんと住野翔郷さんのそれぞれの発表が「優秀ポスター賞」を受賞しました。
 本賞は、若手・学生が行ったポスター発表の中で優秀な発表に贈られるもので、今回は96件のポスター発表のうち、6件が選出され、その中の2件に本学学生の発表が選ばれました。大会初日の夜、グランドホテル浜松・鳳凰の間にて開催された懇親会において表彰式が行われました。

 

 

■題目:カルド処理CNF/ポリプロピレン系複合材料の物性評価研究
■発表者:佐藤嘉計、竹下宏樹、徳満勝久、山田昌宏(大阪ガス)、杉本雅行(大阪ガス)
■
概要:近年,地球温暖化防止のためにCO₂排出量の削減が求められています。また、そのCO₂削減方法の1つとして「自動車の軽量化」が挙げられ,現在様々な自動車部品が軽量なプラスチック材料に置き換えられており,自動車の外板は温度が大きく上昇することより,高い耐熱性が求められています。本研究では,近年注目されているセルロースナノファイバー(CNF)と汎用樹脂であるPPを複合化する際に、カルド材料で表面処理を行ったCNFとPPとの相互作用を有するポリシランを添加することより、高温力学物性の向上,さらには熱膨張係数の低下効果について検討を行った結果を報告しました。この成果は、CNFの樹脂複合材料への応用を加速する技術として期待されます。

 


■題目:水素ガスバリア性を有する新規EVOH/PA系複合材料に関する研究

■発表者:滋賀県大・住野翔郷、徳満勝久、竹下宏樹、澁谷光夫(日本合成化学工業)、西村伸(九州大院工)、藤原宏匡(九州大院工)

■概要:未来の水素エネルギー社会を担う一翼として燃料電池自動車(FCV)が挙げられます。FCVの燃料である水素は、内層材を樹脂で形成されたタンクに約70MPaで貯蔵されていますが、高圧水素の充填放出に対する耐性(高圧水素耐性)と放出時の温度低下(低温力学物性)の両立が完全にはできていないのが現状です。そこで、本研究では高圧水素耐性と低温力学物性を両立するために、更なる相溶性の制御に向けて低エチレン変性BVOH/Nylon6-66系複合材料を調製し、その各種物性の評価(相溶性・モルフォロジー、自由体積・高圧水素耐性、低温力学物性)を行った結果を報告しました。この成果は、水素貯蔵タンクへも応用を初め、低温や高温で保存される食品等の保存期間の延長等にも利用できる技術と期待されます。

博士前期課1回生の黒瀬直也さんが、平成30年度繊維学会秋季研究発表会において若手優秀ポスター賞を受賞しました。

(一社)繊維学会が年に2回開催する全国大会の一つである秋季研究発表会において、博士前期課程1回生の黒瀬直也さんが若手優秀ポスター賞を受賞しました。本賞は、若手・学生が行ったポスター発表の中で優秀な発表に贈られるもので、今回は若手63件のポスター発表のうち、審査対象44件の発表の中から7件が選出されました。 

■題目:非晶性高分子の微視的構造と力学物性への熱履歴の効果
■発表者:黒瀬直也、竹下宏樹、徳満勝久
■概要:光ファイバーや各種窓材のような透明性が求められる材料に広く使用されている非晶性高分子をガラス状態の比較的低温で長時間熱処理すると、力学物性が大きく変化し脆くなることが知られています。本研究では、このような力学特性の変化と高分子の微細構造との関係を明らかにするため、陽電子消滅寿命測定、小角X線散乱法、示差走査熱量測定等を相補的に用い検討しました。その結果、熱処理がナノサイズの構造変化を引き起こすこと、また、歪み印加がその構造変化をより顕在化させることを明らかにしました。

博士後期課程1回生の上岡直樹さんが、応用物理学会関西支部講演会においてポスター賞最優秀賞を受賞しました。 

2018年10月26日にパナソニックワンダーラボ大阪で開催された、応用物理学会関西支部平成30年度第2回講演会「IoTを支える応用物理-新規デバイスから社会実装まで」において、博士後期課程1年の上岡直樹さんがポスター賞最優秀賞を受賞し、トロフィーと賞状が授与されました。

 

■題目:「TiO2ナノ粒子を用いたペロブスカイト系太陽電池の作製と評価」
■発表者:上岡直樹、奥健夫、鈴木厚志、阪本浩規、山田昌宏、南聡史、大北正信
■概要:ペロブスカイト結晶を用いた太陽電池は高い変換効率が報告され、世界的に注目されています。本研究では、ペロブスカイト太陽電池において、TiO2ナノ粒子導入により短絡電流密度を上昇させ、光電変換効率を向上させることに成功しました。ペロブスカイト太陽電池における界面微細構造制御により、発電効率のさらなる向上可能性を示唆するものです。本研究は、大阪ガス株式会社エネルギー技術研究所、大阪ガスケミカル株式会社フロンティアマテリアル研究所との共同研究によるものです。

 

博士前期課程1回生の林 英輝さんが,第12回有機π電子系シンポジウムでポスター賞を受賞しました。

大学院博士前期課程1回生の林 英輝さんが,第12回有機π電子系シンポジウムでポスター賞を受賞しました。本表彰は,上記シンポジウム(20181130日,121日 滋賀県高島市)において行った学生のポスター発表の中で,優秀な発表者に対して贈られるものです。

■題目: 種々の芳香環が縮環したジシクロペンタ[b,g]ナフタレン誘導体の合成と物性
■発表者:  英輝,宮内秀徳,中村洋介,北村千寿,加藤真一郎
■概要: 基底開殻一重項ジラジカルの電子状態を有する化合物は,その特異な物性により有機エレクトロニクスおよびスピントロニクス材料への展開が期待されています。本研究では,種々の芳香環が縮環したジシクロペンタ[b,g]ナフタレン誘導体を独自の手法により合成して,その構造,電子的性質,および電気化学的性質を明らかにし,機能性材料としての潜在性を見出しました。

大学院博士前期課程の福本浩哉さんが、平成30年度磁性流体連合講演会で発表し、 優秀講演賞を3年連続受賞しました。

大学院博士前期課程の福本浩哉さんが、平成30年度磁性流体連合講演会で発表し、 優秀講演賞を3年連続受賞しました。本表彰は、磁性流体連合講演会(2018年12月6-7日 株式会社イチネンケミカルズ 研究開発センター)において研究発表を行った若手講演者の中で、最も優秀な発表者に対して贈られるものです。

■題目:サイズ・形状を制御したマグネタイトナノ粒子の合成手法開拓および結晶成長機構
■発表者:福本浩哉、間宮広明、ジョン・クヤ、鈴木 一正、宮村 弘、バラチャンドラン・ジャヤデワン
■概要:マグネタイトナノ粒子(MNPs)は医療分野において磁気温熱療法への応用が期待されています。しかし、MNPsのサイズと形状が磁気特性へ及ぼす影響について完全には解明されていないため、実験と臨床応用での物性値にはギャップが生じています。この物性値の違いが懸念され、ヨーロッパ以外の国では、がん治療に対して磁気温熱療法は臨床的にほとんど利用されていません。本研究では、MNPs合成機構における粒子サイズ・形状に影響を与える因子の解明を行い、異なるサイズの球状、キューブ状、八面体状のMNPsの作製に成功しました。また、得られたMNPsの表面をシリカで被覆し、MNPs間の磁気双極子相互作用の無い状態における磁気特性の測定を行なった結果、磁気特性はサイズ・形状に大きく依存することが確認されました。本研究成果は、磁気温熱療法に適したマグネタイトナノ粒子の設計につながり、臨床応用への発展および実用展開が期待されます。

大学院博士前期課程2回生の浅井敬祐さん、森田大智さんが、ガラス科学の国際会議、ICG Annual Meeting 2018でStudent Poster Awardを受賞しました。

大学院博士前期課程2回生のの浅井敬祐さん、森田大智さんが、ガラス科学の国際会議、International Commission on Glass (ICG) Annual Meeting 2018でStudent Poster Awardを受賞しました。
本表彰は、ガラス科学の国際会議、ICG Annual Meeting 2018(2018年9月23−26日、パシフィコ横浜)のポスター発表の中で、優れた発表を行った学生に贈られるもので、本年度は日本、ロシア、ドイツ、アメリカなど29か国からの発表50件の中から5件の発表が選ばれました。

浅井敬祐さんの発表
■題目: In-situ Evaluation of Stress Distributions and Cracking Behaviors in Silica and Soda-lime Glasses (シリカおよびソーダ石灰ガラス内の応力分布とクラック発生挙動の「その場」評価)
■発表者: 浅井敬祐,吉田智,山田明寛,松岡純,Andrei Errapart,Charles Kurkjian
■概要: ガラスがもろく壊れやすいのは,ガラス表面に存在する傷(クラック)に応力が集中するためです。そのため,クラックがどのように発生するかを理解することは,高強度ガラスの開発のためには重要です。ガラス表面のクラックは異物との衝突により発生するため,本研究では,クラック発生の前駆現象である押し込み変形に着目しました。ダイヤモンド製の針を2種類のガラスに押し込む試験を行い,その試験中に光弾性法という手法でガラス内部の応力分布を定量的かつ3次元的に決定することに成功しました。さらに,同じ押し込み条件であっても,ガラスの種類によって誘起される応力分布は異なり,このことがクラックの形状や発生タイミングが異なる原因であることを明らかにしました。

 

森田大智さんの発表
■題目: In-situ Structural Observation of Aluminosilicate Glasses at High Pressure(高圧下におけるアルミノケイ酸塩ガラスの「その場」構造観察)
■発表者: 森田大智,山田明寛,吉田智,松岡純,坂巻竜也,鈴木昭夫,若林大
■概要: スマートフォンのカバーガラスなどに使用されるガラスは,高い強度が必要とされ,多くの場合「アルミノ珪酸塩」と呼ばれるアルミニウムとケイ素の酸化物を主原料としたガラスが用いられています。このガラス材料にマグネシウムの酸化物 (MgO) を添加することで「割れ」に対する強度が向上することが知られていました。しかしながら,何が原因で強度が上昇するのか,よくわかっていませんでした。本研究では,放射光X線と呼ばれる強力なX線を用いて,ガラスに圧縮応力を加えながら原子レベルでの構造の変化を直接観察しました。その結果,MgOの添加によって,応力に対してガラス中のAl3+イオンの多面体構造が変化しやすくなることがわかりました。この発見によって,本ガラスの割れにくさは,応力に対する原子配列の順応のしやすさが原因である可能性が示唆されました。

博士前期課程1回生の井手和真さんが日本セラミックス協会第31回秋季シンポジウムで優秀ポスター賞を受賞しました。

大学院博士前期課程1回生の井手和真さんが,日本セラミックス協会第31回秋季シンポジウムで優秀ポスター賞を受賞しました。本表彰は、このシンポジウム(2018年9月5-7日,名古屋市)の特定セッション「ランダム系材料の科学」において行われた若手研究者のポスター発表の中で,優秀な発表者に対し贈られるものです。

題目:Ni2+を含むナトリウムホウケイ酸塩ガラス融液の分相領域における光吸収スペクトルの実時間変化
発表者:井手和真,山田明寛,吉田智,松岡純
概要:ガラスはその組成によっては,1000以上の高温では均質でも室温への冷却の際に目に見えない微小サイズでの不均質性を生じる分相現象を示し,その制御は工業的に重要です。本研究では,分相の程度と速度の温度依存性が,Ni2+イオンをプローブとしたガラスの高温光吸収スペクトル測定により検出できることを示し,分相の速度論について新しい知見を得ました。

博士前期課程2回生の浅井敬祐さんが、The 6th International Indentation WorkshopにおいてSilver Award for Studentを受賞しました。

大学院博士前期課程2回生の浅井敬祐さんが,「The 6th International Indentation Workshop (第6回国際インデンテーション討論会)201871日~6日北海道大学学術交流会館にて開催)」においてSilver Award for Student(学生講演賞 第2位)を受賞しました。

本賞は,ポスター講演を行った学生講演者の中で特に優秀な学生に贈られるもので,本討論会では総数65件のポスター講演から,3件の学生講演賞と3件の若手講演賞が選ばれました。浅井さんのポスター講演に対しては,審査員から次のような評価を得て今回の受賞となりました。
Unique way to study stress and understand the effect of densification.(応力の評価と高密度化の影響を理解するためのユニークな方法であ
る。)

Simple but straightforward and effective way for the visualization of stress distribution and differences in distributions in two different glasses during indentation and physical explanation.(押し込み試験中のガラスの応力分布を可視化し,そのガラス組成による違いを物理的に解釈するためには,単純だが直接的かつ有効な方法である。)

題目:Micro-photoelastic evaluation of indentation-induced stress in glass(顕微光弾性法によるガラスの押し込み誘起応力の評価)
発表者:浅井 敬祐,吉田 智,山田 明寛,松岡 純,アンドレイ・エラパルト,チャールズ・カーキャン
概要:押し込み試験などの所謂インデンテーション法は,ガラスへの異物の衝突を模擬した試験法として広く用いられています。しかしながら,押し込み試験中の圧子周辺の応力分布を定量的に評価することが困難であることから,押し込み試験による傷(クラック)発生メカニズムの理解,さらにはガラスの種類による割れやすさの違いについての理解は十分ではありません。そこで本研究では,顕微光弾性法により押し込み試験中のガラスの応力分布を定量的かつ3次元的に評価する手法を提案するとともに,発生するクラックの形状や発生タイミングがガラスの種類により異なることを,その応力分布の違いから説明できることを明らかにしました。

博士前期課程1回生の林 和宏さんが,第39回光化学若手の会でポスター賞を受賞しました。

大学院工学研究科材料科学専攻博士前期課程1回生の林 和宏さんが,第39回光化学若手の会でポスター賞を受賞しました。本表彰は,上記会(2018615-16 賀県高島市)において行った学生のポスター発表の中で,優秀な発表者に対して贈られるものです。

題目:アルコキシベンゼン部位を有するトリチアゾリルトリアジン誘導体の合成,物性および自己集合挙動
発表者:林 和宏,北村千寿,加藤真一郎
概要:光電子機能と自己集合特性を兼ね備えたπ電子系化合物は,超分子材料として注目されています。本研究では,アルコキシベンゼン部位を有する種々のトリチアゾリルトリアジン誘導体を合成し,その特異な光物理的特性,酸化還元特性,自己集合挙動を明らかにし,機能性材料としての潜在性を見出しました。

伊田翔平助教がPolymer Journal論文賞−日本ゼオン賞、高分子研究奨励賞を受賞しました。

伊田翔平助教が、平成29年度Polymer Journal論文賞−日本ゼオン賞および平成29年度高分子研究奨励賞を受賞し、第67回高分子学会年次大会(5月23日〜25日、名古屋国際会議場)にて授賞式が行われました。各賞の概要および受賞対象研究は下記の通りです。

 

Polymer Journal論文賞−日本ゼオン賞】
〈賞の概要〉
高分子学会が発行する英文学術論文誌Polymer Journalに優れた論文を発表した若手研究者を対象に授与され、今回は2017年に発表された論文の筆頭著者の中から伊田助教を含む3名の若手研究者が選出されました。Polymer Journal論文賞-日本ゼオン賞受賞者一覧
〈受賞論文〉
End-crosslinking of Controlled Telechelic Poly(N-isopropylacrylamide) toward a Homogeneous Gel Network with Photo-induced Self-healing [Polymer Journal 49, 237 (2017)]
〈論文の概要〉
高分子ゲル材料は環境にやさしい材料として注目を集める一方、力学特性や耐久性の向上が求められています。高強度化に向けてはゲル中の高分子網目構造を均一にすることが重要と考えられており、本論文では「精密ラジカル重合」と呼ばれる合成技術をベースに網目構造の均一化を目指した合成戦略を提案しました。さらに、精密ラジカル重合の反応機構を利用することで合成したゲル材料に自己修復機能を付与できることを明らかにしました。

 

高分子研究奨励賞
〈賞の概要〉
高分子若手研究者の活発な研究を奨励するとともに、将来の高分子科学の発展のために貢献する人材の育成を目的に、高分子学会および支部会にて活発に発表あるいは活動している若手研究者に授与されます。各支部から受賞者が選出され、今回関西支部からは伊田助教を含む3名が選出されました。

高分子研究奨励賞受賞者一覧
受賞研究
精密ラジカル重合の利用とモノマー連鎖配列に着目した刺激応答性ゲルの網目構造設計
〈研究の概要〉
高分子ゲルの高機能化に向けて、ゲルを構成する高分子の網目構造をいかに設計し、実現するかが重要となっています。本研究では精密ラジカル重合をはじめとする合成化学を駆使し、外部刺激に応答して大きく性質を変化させるゲルの機能開発を行ってきました。

伊田翔平助教がPolymer Chemistry誌において「2018 Emerging Investigator」に選出されました。

伊田翔平助教が、イギリス王立化学会が発行する学術論文誌『Polymer Chemistry』におきまして、「2018 Emerging Investigator」に選出されました。『Polymer Chemistry』は高分子化学の専門誌であり、同分野におけるトップジャーナルのひとつです。同誌では、高分子化学分野において今後の活躍が期待される若手研究者(Emerging Investigators)の特集号を発行しています。2011年、2015年に続いて3回目となる今回の特集号(4月7日発刊)では、推薦を基に編集委員会によって選出された後、論文の査読審査を経て、世界各国から29名(日本からは3名)の若手研究者の論文が掲載されました。伊田助教はそのうちの一人として選出され、論文が掲載されるとともに編集委員長による巻頭言では写真付きで略歴が紹介されています。

■題目
Swelling Properties of Thermoresponsive/Hydrophilic Co-networks with Functional Crosslinked Domain Structures
■著者
Shohei Ida, Hironobu Kitanaka, Tatsuya Ishikawa, Shokyoku Kanaoka, Yoshitsugu Hirokawa
■概要
高分子ゲルは高分子の三次元網目に多量の水を含んだ物質で、環境にやさしいソフトでウェットな材料としてますますの応用が期待されています。その中でも、外部刺激に応答するゲルが注目を集めています。筆者らは温度変化に応答して性質を変化するゲルについて、2種類の高分子鎖を組み合わせるとともに、網目構造における2種類の高分子鎖の空間的配置を設計することによる高機能化について研究を進めています。本論文では、特に高分子鎖同士の繋ぎ目を一方の高分子鎖のみが持つようなドメイン構造を設計することにより、従来のゲルと比較して温度変化に対して大きくかつ素早く体積を変化することを示しています。
Polymer Chemistry, 2018, 9, 1701-1709.
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2018/py/c7py01793f#!divAbstract




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2019.11.7
大学院生の受賞記事を掲載しました。
2019.10.20
大学院学生の受賞情報を掲載しました。
2019.7.3
大学院学生の受賞情報を掲載しました。
2019.6.11
大学院学生の受賞情報を掲載しました。